もうすぐ、寒い冬本番がやってきます。
風邪や感染症が猛威を振るう季節でもあります。
この時期だからこそ元気に乗り切るため、東洋医学の考えに基づく【薬膳】がおすすめです。
でも薬膳というと面倒なイメージがあります。
でも、TVでは【おうち薬膳】と称して生薬等がなくても気軽に家庭でもできそうな感じで紹介していました。
健康は毎日の食 からと言われていますが、寒い時期にこそ身近な温活食材を上手く活用して美味しく、しかも元気にこの冬を乗り切りましょう!
冬に弱まる【腎】
引用元 あさイチ
西洋医学の考え方と少し違って、【自律神経】の機能も含めた考え方です。
特に冬に弱りがちなのが【腎】の機能です。
腎は【腎臓】を含めた考え方で、水分代謝や【女性ホルモン】の内分泌機能、発育、老化等にも関係しているといわれています。
腎の機能が弱まると、足腰が弱くなったり、疲れやすくなったり、特に女性の場合、手足の冷えやむくみ等で悩む人が多くなります。
ですから腎の働きはとても大切になります。
因みに腎の働きのピークは女性の場合は28歳(男性の場合は32歳)です。
腎を補う食材
鹹味(かんみ)の食材
引用元 あさイチ
鹹味(かんみ)の意味は海水とかかわりの深い食材のことです。
冬の鍋には、【たら】や【かき】の食材が定番です。
なるほど頷ける感じですね。
腎が弱まる冬にこそお勧めな食材です。
黒の食材
引用元 あさイチ
東洋医学では、季節ごとに食べたほうが良いとされる食べ物の色があります。
冬は、腎の働きを助ける食材として【黒】の食材になります。
ですから黒色の食材が弱った【腎】を補ってくれます。
例えば、【黒ゴマ】は、薬膳では白髪や足腰の衰え、耳鳴り、肌の乾燥に効果があるといわれています。
身体を温める食材
引用元 あさイチ
身体を温める食材は、ショウガやネギ、ニラなどは、イメージしやすいですね。
鶏肉も温まる食材なので、お勧めです。
以上のように、すべての食材そのものに効能があります。
ですから、組み合わせを工夫して、季節や体調に合わせて摂ることが相乗効果にもつながるようです。
冬のおすすめ鍋
たらとかきの薬膳鍋
引用元 あさイチ
TVではタラとかきの薬膳鍋のレシピを紹介してたので、おうち薬膳として作ってみてはいかがですか?
水800gに とり皮 50gとだし昆布1枚でだしを取ります。
さらに火の通りにくいごぼう 50g(斜め薄切り)を加え火をつけます。
スープが煮立ったら残りの具材を入れます。
タラに切り身 2枚
生の黒きくらげ 100g
シイタケ4枚
しめじ 120g
長芋 50g
れんこん 100g
ネギ 50g
最後にかき130gをいれて出来上がりです。
かきは固くなりやすいので食べる直前に加えるといいです。
万能つけダレ
ついでに万能つけダレのレシピもご紹介します。
醤油 大さじ4
黒酢 大さじ2
ごま油 大さじ1と3分の1
はちみつ 10g
味噌 20g
ネギ 適量(みじん切り)
しょうが 適量(みじん切り)
ニンニク 適量(みじん切り)
黒ゴマ 小さじ2
以上を混ぜるだけで出来上がりです。
そこで必ずしも全部の材料がそろわなくても、あるものを利用して作ってもOKです。
その他にクコの実や松の実、ナツメ、七味唐辛子はお好みで。
まとめ
寒い冬を元気に乗り切るため、東洋医学の五臓に基づいた考えの【腎】という機能があります。
冬は腎が弱まるので、その機能を助ける身近な食材を簡単に工夫することで美味しく召し上がれて体がポカポカし、女性特有の冷えやむくみ等の改善にもつながる効果が期待されます。