画像引用元 イラストくん
人は悩み過ぎると、怒りや悲しみ不安、困惑、失望といった感情がこみ上げてきます。
そしてこの感情に思考まで奪われていしまうと自分ではどうしようもないと思い
身動きができない状態に陥ります。
冷静さを見失ってしまいます。
そこでそのような不安や悩み、逆境を乗り超えることができる最強のスキルをお知らせします。
今や社会人の最強のスキルと言われる【メタ認知】です。
この【メタ認知】能力をスキルアップしたことで得られるメリットやトレーニング法をお知らせします。
メタ認知とは
メタとは、今より高次元や一段上の意味です。
そして、自分の見る聞く、書く、話す、理解する、覚える、考えるということをもう一段高い視点から捉えた認知を意味します。
最近、教育関係や人材育成経営などの業界でも重要な能力の1つになっています。
メタ認知にはメタ認知的知識とメタ認知技能(モニタリング、コントロール)に分類されます。
メタ認知的知識とは
メタ認知的知識とは、自分の長所や短所など自分自身について知っている知識のことです。
古代ギリシアの格言で汝自らを知れ や無知の知ということばがありますが
メタ認知の起源とも捉えられる無知の知という考え方は、自分がいかに知識がないことや何も知らない無知であることを自覚するという考えです。
自分自身の知識をよく理解できて 苦手なところへの対処の仕方まで把握できてはじめて、メタ認知能力が高まるのです。
感情のコントロールがうまくなります。
メタ認知能力の高い人の特徴
メタ認知が高い人とはどんな人でしょう。
感情に振り回されることなく安定している
自分を客観視できてるため自分の感情もコントロール可能なので仕事上でトラブっても冷静に対処できるのです。
柔軟性があり成長するのが速い
自己改善や自己成長に向けて前向きに受け止めることができます。
また、メタ認知の高い人は、自分の注意力や集中力の限界を理解できています。
ですから、長時間の作業を行う時は適切な休憩時間を設けたり、集中力を妨げるような要因を排除したりするので、最高の生産性を高めることが期待できるのです。
つまり自分のことを上手くコントロールできていることになります。
自分自身を分析するのが嫌な人
自分を見つめるのが、そもそも嫌な人や意味がないと考えてしまう人がいます。
そういう人は、メタ認知能力が低い状態なので、
自分のことを理解してくれない周囲の人間が悪いという考えに至ります。
メタ認知能力が低いと自己成長の機会を失い、他人に迷惑をかけてしまうこともあります。
メタ認知を高める方法
メタ認知を鍛えて高めることができると感情に振りまされず冷静でいられるので、正しい判断や対応ができます。
仕事や日常生活においても有利にはたらきます。
メタ認知脳力はマインドフルネスの瞑想で鍛える
マインドフルネスは、日常の不安な気持ちや心配、雑念、仕事や他人からの批評など つい頭に浮かんでくることを鎮めて今だけに集中できるような精神状態を意識的に作ることをいいます。
つまり、今ここでの体験に丁寧に注意をむけて、あるがままに受け入れる心の状態です。
そういう状態になる為に瞑想という手法が用いられます。
引用元 リクルート
瞑想は仏教の瞑想が元になっています。
現実をあるがままに自覚して受け入れる心を育てる練習のことです。
でも、瞑想自体が難しいというデメリットもあるようです。
瞑想以外の方法
瞑想自体が難しい場合は、ジャーナリングという手法があります。
ジャーナリングは、毎日5分から10分程度で頭に思い浮かんだことを思い紙に書きだします。
脳の排水、書く瞑想ともいわれています。
注意点は
★あるテーマを設定しずっと書き続ける
●頭で考えないで、ただひたすら書く
●プライベート空間で書くようにする(気が散る為)
●誤字脱字は気にしないで書く
●事実気持ちをあるがままに書きだす
写経もジャーナリングのように無心に手を動かすという共通点があるのでマインドフルネスの効果があります。
ただ、ジャーナリングの場合は、写経のようにそんなに丁寧に書かなくてもOKです。
このようにマインドフルネスでは、自分自身を客観的に受け入れたりする実践を繰り返すことで冷静な自分をいち早く取り戻せる効果があります。
まとめ
社会人として頑張ってはいるもののいろんな不安や悩みが出てきます。
そして身動きとれないくらい悩んだり苦しんだりします。
そんな時に自分を客観視するメタ認知の能力を高める手法が大切になります。
その方法として、マインドフルネスの瞑想が挙げられます。
でも、瞑想自体が難しいというデメリットがるようです。
そこで、ただひたすら書くことで無心に手を動かす手法のジャーナリングや写経があります。
どちらも 心を無にすることができて、マインドフルネス効果が期待されます。
どの手法であれ、どんな逆境でも不安に駆られ、悲観することなく、感情を上手くコントロールして冷静さをキープし、心穏やかなパフォーマンスを維持することに役立つと思います。